野中郁次郎先生を偲んで──関係者からの追悼メッセージ
2025.01.30
2019.05.17
(執筆:梅澤 友紀、和田 圭介)
この度、KDDI株式会社、株式会社永和システムマネジメントとScrum Inc.の3社で合弁会社「Scrum Inc. Japan」を設立しました。
新会社の設立を記念し、Scrum Inc.認定資格セミナーの受講者とパートナーをお招きして、3月8日(金)に「Scrum Bā at Night」を開催し、大盛況の一夜となりました。
トップバッターのScrum Inc. Japan CEOの荒本は新会社設立の背景と熱い想いを語りました。
「KDDIでは、顧客により価値のあるサービスを提供することを目的に2013年からスクラムを導入し、その後、2019年3月までに、20チーム、220名まで体制を拡大。大きな成果をあげました。
この変革をKDDI以外の会社にも広めていきたいという思いから、Jeff Sutherland博士に打診し、2017年からKDDI・Scrum Inc.・永和システムマネジメントの3社の協業が始まりました。そして、Scrum Inc.認定資格セミナーとスクラムコーチ派遣をを通じて、これまで多くの企業のスクラム導入に貢献してきました。
新設したScrum Inc. Japanはこの流れをさらに加速させていきます。」
次にトヨタ・リサーチ・インスティテュート・アドバンスト・デベロップメント株式会社(以下「TRI-AD」) COOの虫上氏が登壇し 、次のように語りました。
「トヨタグループの次世代自動運転システムの開発を担うTRI-ADでは、会社の設立にあたり、経営陣で新会社のビジョンを実現する手段としてスクラムの採用を決断しました。
これまでに全社員がScrum Inc.のトレーニングを受け、9割以上のチームがスクラムを実践しています。実践するメンバーからは、情報の共有とタスクの優先順位づけが向上し、結果としてチームワークが向上したと、非常に前向きな声が上がっています。
2019年夏に開設する新オフィスでは、スクラムチームに最適化したオフィスデザインを採用し、チームワークを更なる促進を目指していきます。」
虫上氏に続いて、三越伊勢丹グループで初めてのスクラムマスター となった、三越伊勢丹システムソリューションズの杉山氏が登壇し、同社のスクラム導入の経緯と成果を語ってくれました。
「Scrum Inc.のトレーニングとトレーニングと2ヶ月間のコーチングを受け、スクラムを導入しました。チームは非常に早いスピードで成長し、スクラムの良さを実感しています。
これまでのシステム開発のプロジェクトでは、発注側と受注側で利害が対立してしまうような場合もあったのですが、スクラムの導入により、ビジネスとエンジニアがひとつのチームとなり、ビジネスの課題もエンジニアの課題もチームとして取り組むことができるようになりました。
また、ペアプロやモブプロを通じて、チームの若手が急成長しました。若手中心のチームが自分たちのやり方を常に改善しようと話し合っているので、若手の教育に悩む他のマネージャーからは、杉山のチームはどうなっているのかと、驚かれています。」
最後に、登壇した3人にScrum Inc. JapanのJoe Justiceと平鍋 健児が加わり、参加者も交えた日本企業のアジャイルトランスフォーメーションの実現をテーマにしたパネルディスカッションを行いました。
TRI-ADの虫上氏から、これまでの階層的な企業文化をどのようにフラットなアジャイルな文化に変えていけばいいのか悩んでいるという発言があると、Joe Justiceは、企業のトップが決断しアジャイルトランスフォーメーションに成功したドイツのボッシュ社の事例紹介を交えて、企業のリーダーの決断の重要性を語りました。
また、平鍋は、トップの決断を待つだけではなく、現場のスクラムチームも会社の中で団結し、そしてまた、会社を超えたコミュニティを作り、経営層に働きかけるべきだ来場者に訴えかけました。
座談会後の懇親会では多くの方々に交流を楽しんで頂きました。
Scrum Inc. Japanでは、今後もスクラムコミュニティの発展を目指し、様々なイベントを企画していきますので、お楽しみに!