Agile Testing Training

概要

スクラムでは、機能横断型チームが一体となり、短期間のスプリントを繰り返しながら、価値あるプロダクトを継続的にリリースします。

しかし、短期間でいかに効率的にテストを進めるか、スクラムチームの開発者がテストの専門性を発揮してどのようにチームに貢献できるのか、実践的なアドバイスを提供する研修は日本にあまり無い状況です。

この2日間の研修ではワークショップを通じて、スクラムを実践中、もしくは導入検討中の方々に向けて、スクラムにおけるテストの考え方のシフトと、テスト駆動開発(TDD)、振る舞い駆動設計(BDD)、受け入れテスト駆動開発(ATDD)に代表される、現場に帰ってすぐに役立つテクニックを学ぶことができます。

学習目標

コースを通じて、アジャイル・テスティングとは何かを理解し、明日から実践に移せる具体的なプラクティスを学ぶことができます。

Day 1 Day 2
イントロダクション:
• マインドセットのシフト
• アジャイルの必要性を理解する
アジャイルテストのプラクティス(II/II):
• 実例仕様(Specification by Example)
• 受け入れテスト駆動開発(ATDD)
• CI/CDとテスト自動化を使用して、早期に、頻繁に「完成」を達成する
• 振る舞い駆動開発(BDD)
• ユーザ視点の強いテストにより開発を駆動する方法
• 継続的インテグレーションとテスト自動化
アジャイル、スクラムの起源 AIでテストの有効性を高める
品質を意識しながら「リリース可能なインクリメント」と「完成の定義」をどう定義するか アジャイルテストに適した測定指標とは
アジャイルテストとは アジャイルテスター&シナリオ演習
アジャイルテストのプラクティス(I/II):
• ペアテスト
• 探索的テスト
現場の導入に向けた研修まとめ

こんなことにお困りの方に

  • “スクラムにより月次リリースが出来るようになったが、本番環境での障害が多く困っている”
  • “会社の品質保証プロセスはWaterfallモデルがベースになっており適用が難しい”
  • “ステークホルダにプロダクト品質の十分性を説明したいが、従来の品質指標が合わない”
  • “TDDやDevOpsなどキーワードは聞くが、学習・導入ハードルが高く導入できない”
  • “スクラムで開発しているが、品質がテスターだけの責任になって困っている”
  • “テストがスプリント後半に集中して、バグ修正に時間が取られてゴールの達成が難しい”
  • ”アジャイル開発における品質保証の指導ができる人材が社内に居ない”

想定受講者

  • ソフトウェアテストの知識・経験がある方
  • アジャイル・スクラム実践中で品質の担保に課題を持っているチーム
  • アジャイルテスティングや品質管理に課題を持っている品質保証部門やマネジメント

この研修で学べること

 スクラムの知識だけでは補えない、実践的な経験を積むことができる演習を用意
  • スクラムにおけるテストと品質に関する仕組みの理解
  • 完成の定義の作成
  • 実サイトを使った探索的テスト実行
  • 実例を使ったテスト設計
  • BDDやATDDなどユーザ視点を重視したテストのデモ視聴
  • テスト自動化の目的・戦略・計画の検討
  • Open AI ChatGPTを使ったテスト支援を体験
  • アジャイルで有効な指標の検討
  • 具体的なシナリオを基にしたディスカッション

お申し込み方法について

お客様のニーズに合わせ、開催の日程や形式を調整致します。
お申し込みについてはこちらの「研修の個別開催について」からお問い合わせください。

受講者の声

アジャイルテスティングについて、
しっかり学ぶことがなかったので今回の研修は改めて考えさせられることや、新しく知ることが多かった。
実体験としてアジャイル開発におけるテストで苦労したことがあったので、非常に学びになった。
同僚にも是非すすめたいと思う
意識してやっていたことに概念として名前がついていたという発見もあり面白かった。
仕事にどのようにつなげるのか、何から始めるべきかをイメージできました。
最高でした。もっと若い時に受講したかった。