JJ サザーランド×平鍋健児 緊急トップ対談 ビデオポッドキャスト「アジャイルは何のためにおこなうのか?国内外のアジャイルの今、AIと人との関わり方の未来」
2025.10.31
2024.12.11
こんにちは、Scrum Inc. Japan アジャイルコーチの山本尊人です。
講演スライドはこちらに公開しています。

私たちは今、AIの急速な進化とビジネス環境の複雑化という大きな変化の波に直面しています。この変化は、従来の複雑な仕事(Complicated Work)から、より創造性と適応力が求められる複雑な仕事(Complex Work)へのシフトを促しています。
このような環境下で組織が成功するためには、創造性、革新性、適応力、迅速な反応が不可欠です。そして、これらの要素を最大限に引き出すためには、アジリティとAIの共進化が鍵となります。


ジェフ・サザーランド博士のリーダーシップのもと、Scrum Inc.では世界初のスクラムAIチームの実験を行いました。この実験では、AIを活用して経費報告書を生成するシステムを開発しました。
この実験は、AIと人間が協調することで、驚異的な生産性向上が可能であることを示しています。

AIの導入により、人間のチームの規模は小さくなっていく傾向にあります。
例えば、以下のような構成が考えられます:
このような環境下では、「自律した個」がより重要になります。人間は、AIにはできない価値創造や感情に関わる仕事、個別具体的な課題に自律的に取り組むことが求められるでしょう。

AIと小さなチームで働く時代のスクラムマスターには、新たな役割が期待されます:
AIの時代においても、人間中心のマネジメントの重要性は変わりません。むしろ、「自律した個」に向き合い、成長を促すサーバントリーダーの存在がより重要になると考えています。

新しい価値を生み出していく働き方が今後重要になってきます。AIの導入により、人間のチームの規模は小さくなっていく。そんなときに個人ひとりひとりとリーダーはより人にフォーカスし、それぞれの役割を進化させていくことになるのではないでしょうか。
スクラムをベースとした活動を通じて、プロダクトと人の成長を図り、価値の創造が連鎖する環境を整備することが、これからの組織には求められます。AIとアジリティの共進化は、組織の未来を形作る重要な要素となります。
アジリティとAIの共進化は、私たちの働き方を大きく変えていくでしょう。しかし、その中心にあるのは常に「人」です。人間中心のマネジメントを実践し、AIと協調しながら、より価値ある未来を創造していくことが、これからの組織には求められています。
作成日:2024/12/11
著者:山本尊人

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