スクラムマスターやアジャイルコーチは、スクラムガイドの深い理解とスクラムフレームワークの実践を通じて、チームを効果的に導き、パフォーマンスを最大限に引き出す重要な役割を担います。しかし、その影響力はチーム内に留まりません。
自らのスキルを高め、焦点をチームからチーム間の連携、そして組織全体へと広げていくことで、「スクラムチームとより大きな組織に奉仕する真のリーダー」へと成長していくことが期待されています。
スクラムは、個人の力を超えた高い成果をチームの協調によって生み出します。これには単にプロセスを導入するだけでなく、チームメンバー間のコミュニケーションを円滑にし、信頼関係を育むことが不可欠です。ここで重要となるのが、「コーチング」のスキルです。
このコースでは、多様なコーチングスタイルや質問や傾聴などの効果的な会話方法をはじめ、さまざまな基礎的なコーチングのスキルを実践的なロールプレイを交えながら習得します。
経験豊富なScrum Inc.のコーチが講義
自組織のスクラム運営状態を評価し、強化すべき領域を特定できる
アジャイルコーチとして知っておきたい問いかけやファシリテーション方法を学べる
No. | タイトル | 内容 |
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1 | サーバントリーダーシップ | アジャイルコーチやスクラムマスターのリーダーシップモデルである「サーバントリーダーシップ」が何かを学ぶ |
2 | スクラムチームのアセスメント | 現在の自チームのスクラム運営状態をセルフチェックすることで、スクラムイベントの目的をリフレッシュし、上手くできている領域、強化すべき領域を特定する。また他の参加者とのディスカッションを通じて、自チームに適応できる改善のヒントを得る |
3 | アジャイルコーチング | アジャイルコーチやスクラムマスターがチームと組織をコーチしゴールを達成させる役割を果たすためのコーチングの概要を理解する ・アジャイルコーチが持つべきスキル、行動様式(コンピテンシー) ・コーチングスタイル ・コーチングで気を付けること(バイアスの認識、コーチングのよくある間違い) ・最初のコーチングツール(パワフルクエスチョン、GROWモデル) ・コーチングでの効果的な会話方法(コーチングでの会話の注意点、傾聴) ・チェンジマネジメント |
4 | コーチングロールプレイ | ケーススタディを題材に、アジャイルコーチやスクラムマスターがチームをコーチングする際に、本研修で学んだ内容を活用してロールプレイを行い、実践的に体感する |